わたしのあした~発達障害とともに生きる 母と母子手帳と私

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

母と母子手帳と私

医療センターを受診した後日、担当の心理士さんから電話があり。
検査の予約と、それから、
「母子手帳とか通知表ありませんか?あと、親御さんからも子どもの頃の様子など、
お聞きしたいのですが・・・」。

私は、はっきりと、多分母子手帳も通知表も残っていないと思います」と答えた。
同行受診も恐らく無理だと思うけれど、一応、聞いてみます、ということで電話を切った。

私は「そんなの無理にきまっとるわ・・・」と思いながらも、かすかな希望を抱いて、すぐに母に電話をした。

やはり、母子手帳も通知表も、処分したということだった。
はぁ、やっぱり、ね。

母は、引越しが多かったから、と言っていたけど、そうじゃないと思う。
引越しがあって、箪笥の置けない狭い(といっても一人ならなんとか生活できるくらいの間取り)アパートの部屋に、私が成人式のときに着た振袖は、しっかり残されているのである。

私が思うに、母子手帳も、通知表も、母にしてみたらあまり喜ばしいことが書かれていないこと、
あとは、子どもの成長記録としての通知表は残すほどの価値がないと判断したからであろう。
それならせめて、子どもの頃の様子を聞こうと思ったのだけど。

何故か母は、自分の「苦労話」を語り始めたのだった。

まあ、うちはそれなりに難しい事情のある家庭ではあった。
うちは自営業だった。好調なときもあったけど、私が中学に入学する前後から、事業が傾き始めた。その頃から両親の喧嘩が多くなった。
ここですったもんだがあって母は、父の事業の手伝いをやめ、昼はゴルフ場、夜は寿司屋でアルバイト。家事は、私と妹の仕事になった。

父は晩年、糖尿病による腎不全で、入院して人工透析を受けていた。
父の世話は母がしていたが、まあなんせ、こじれた糸のような夫婦だったから。
父が他界して、もう10年以上経つが未だに母は、父の介護がどれだけ大変だったかを語るのだ。あとは事業がうまくいかなかった頃の父への恨み辛み。私が実家に行けば必ずと言っていいくらい聞かされる。

この日も、私の子ども時代の話はそっちのけで、「例の母の苦労話」に変わっていって、これじゃなんのために電話したかわかりゃしないと思った。

だから話題の方向性を変えるために、子どもの頃の話を振ったのだ。
言葉はどうだった?どんな子だったの?

母は、別に普通だよ。幼稚園で友だちにかみついたり、妹と喧嘩をよくしたけど、子どもってそんなもんじゃないの?

友だちにかみついてたのは記憶になかった。でも、いつも先生に怒られていたのはよく覚えている。

え、でもそれって普通の子がやることなのかなあ?
明らかにかなりの問題児だったと思いますが・・・。

と、心の中で突っ込みを入れながらも、母に子どもの頃の話が参考になるからって主治医の先生が言ってたから、と付け加えた。

にも関わらず何故か話の流れが、「あんたは問題解決能力がない、離婚もそれが原因。だからお母さんと一緒に住もう」
とかいう話になりまして。

何で~???な展開に戸惑いながらも私は、一人暮らしを続ける、とはっきり言った。

そしたら母は何を思ったのか
「あんたは人に合わせることの大切さがわかっていない」。

私は子どもの頃の話が聞きたかったんだよ。それは、発達障害の診断の参考になるから。私にとっては大事な事。なんでそれをわかってくれないんだろう?

確かに私も人に合わせるのは苦手ですよ。ええ確かに。でも、そう仰るあなたも、人の話に合わせようとしてないじゃないですか?
あなたが言ってるのは、私や父の批判ばかりですよ?

それに、何か用事で電話したら、父への恨みつらみやあなたの愚痴(苦労話)も一緒に聞かないといけないんでしょうか?

そして終いには

「こうやって、用事のあるときだけ電話するのは、何とも思わないの?」

と、きたものだから私も怒り心頭に達しました。

「ああ、もう、いいよ。いいから。」そういって電話を切った。

あんたに何かを期待した私が馬鹿だったのね。
もう二度と聞かないわ。
その代わり、同居もないわ。というか、絶対なにがあってもありえないし。

この後、しばらくすごく不愉快な気持ちで心がいっぱいになってしまった。

話を要約すると、
「発達に何もかわったことはないよ、普通だった。でも友だちとのトラブルが多く幼稚園では問題児であった」ということ。あと、一人遊びが好きだった。まあ、それをそのまま話すしかないかなぁ。

まあ、百歩譲って、母も問題児だった頃の事を思い出して、腹立たしかったのかもしれない。
小学校時代のいじめも、「あんたの言い方が悪いから」って言ってた。殴られてあんたも悪い、ですか。また思い出すと気持ちが不安定になった。

母の理想の子どもは

誰とでも仲良く遊べる明るい子

だから、ねぇ…。

その理想を見事裏切っているわけですからねぇ…。

あまりそれを考えると自分を責めたくなるので、やめた。

診断されても、逆転ホームランは期待しない。でも、もう少し自分が詳しくわかったら、
もう少し、今よりトラブルを回避できるのかもしれない。

診断を受ける理由は、実はそういうところにあった。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 成人発達障害へ
にほんブログ村
応援ありがとう。感謝!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。